林野庁HP「きのこのはなし」によると、日本に存在しているキノコは実に4000~5000種類にのぼるといいます。
食用キノコは約100種類ほどで、人工栽培されているのはわずか20種類ほどです。
人体に有害とされる、いわゆる毒キノコは200種類以上にのぼる。その他数千のキノコについては、食用キノコなのか毒キノコなのか不明だそうです。
キノコの世界は奥深く、人間にとって未知の領域なのです。
キノコには食物繊維やビタミンB類、ビタミンD2、ミネラル、たんぱく質、脂質などの栄養素が含まれています。
栄養素が豊富でありながら、低カロリーで糖質の含有量も低いです。
食物繊維による健康効果が期待できるほか、キノコは次のような効果があるといわれています。
・抗高血圧効果
・脂質代謝異常の改善
・肥満改善
・肝組織への脂肪沈着抑制効果
キノコは健康をサポートする働きを持ち、健康維持や病気の予防・改善に役立つ食材なのだ。
キノコでダイエットが成功しやすくなるのはなぜ?
キノコは低カロリー・低糖質で、ダイエット向きの食材です。
キノコが含むビタミンB1とビタミンB2は脂肪の代謝を促進する効果があります。
食物繊維も豊富で、食後血糖値の上昇を緩やかにしたり、便秘を予防したりする働きも期待されています。
ダイエット中は食事制限によって栄養バランスの偏りが生じやすいため、キノコを積極的に取り入れるのがお勧めです。
しかし、キノコばかり食べるダイエットは健康を損なう恐れがあります。
キノコは低カロリー・低糖質であるため、キノコがメインの食事で必須エネルギーを補うのは難しいのです。
ごはんやパンなどから糖質を、肉や魚などからタンパク質を摂取しつつ、キノコで栄養バランスを整えるのが安心だ。
また、キノコは不溶性の食物繊維を多く含んでいます。
不溶性食物繊維は便のかさ増しを助けるが、過剰摂取は便秘を招くことがあります。
便秘を解消するには、水溶性食物繊維を豊富に含むナメコやエノキタケの摂取も意識してみてください。
キノコを摂取するならば、1日100gを目安とするのがいいでしょう。
副菜としてキノコサラダやキノコのマリネを食べたり、キノコの炊き込みご飯やキノコのパスタのように主食にキノコを取り入れたりするなど、さまざまな味わい方を楽しめます。